公式LINEの開封率|個人事業主が見る数字と上げ方

公式LINEの開封率|個人事業主が見る数字と上げ方

夜、施術や相談を終えて、昼に送った公式LINEの管理画面を開く。「開封率」の欄に数字が出ている。けれど、この数字がいいのか悪いのかが分からない。調べると「平均は◯%」という記事がいくつも出てきて、書いてある数字がそれぞれ違う。

先に結論を書きます。公式LINEの開封率は、他人の平均と比べるより、自分の配信どうしで比べたほうが役に立ちます。そして開封率だけを見て終わらせず、開いた人のうち何人がリンクを押し、何人が申し込んだかまで、3つの数字を並べて見ます。細くなっているところが、次の配信で直す場所です。

この記事では、管理画面のどこで開封率を見るか、「開封」が何を数えているか、3つの数字のつなげ方、細くなった場所ごとの上げ方を順に書きます。

「平均◯%」の数字は、調べた会社や業種、友だちの集め方で大きく変わります。この記事では、出どころのはっきりしない平均の数字は使いません。比べる相手は、先月のご自身の配信です。

LINE集客の全体の流れは、次の記事にまとめています。

目次

公式LINEの開封率は「分析」の画面で見る

管理画面の数字が何を数えているのか、気づく

管理画面のどこにあるか

パソコンで管理画面(LINE Official Account Manager)にログインし、メニューの「分析」を開きます。その中の「メッセージ配信」を選ぶと、送ったメッセージが1通ずつ一覧になっています。

一覧の「概要」では、1通ごとに「配信」「開封」「クリックユーザー」などの数字が並びます。開封率は、開封した人数を配信した人数で割った値です。1通を選んで「詳細」に進むと、吹き出しごとに表示された回数や押された回数まで見られます。

「開封」に数えられる条件

LINEヤフーの公式マニュアルでは、メッセージの中のどれか1つの吹き出しが、トークルームの中で最後まで画面に表示された時点で「開封」と数えます。同じ人が何度開いても、数えるのは1人です。

反対に、トークルームを開かずに読んだ場合は数えられません。通知で内容だけ見て閉じた人は、読んでいても開封の数には入らないことがあります。管理画面の開封率は、読まれた割合を少し控えめに映した数字だと考えておくと、落ち込みすぎずに済みます。

友だちが少ないうちは「0」と出ることがある

個人でやっている公式LINEでいちばん戸惑うのが、ここです。公式マニュアルによると、結果が20人に満たないとき、配信の人数はそのまま出ますが、開封は「0」と表示され、そのほかの数字は「ー」になります。友だちが数十人のうちは、読まれていても開封が0と出ることがあります。

また、数字は配信してから14日間かけて集計されます。送った翌朝に見た数字は、まだ途中の値です。

開封に数えられるのは、どれか1つの吹き出しが最後まで表示されたとき。同じ人は何度開いても1人。数えられないのは、トークルームを開かずに読んだとき。開封が20人未満のときは0と表示される
図1:「開封」が数えているもの

平均の数字より、自分の配信どうしを比べる

他人の数字より、自分の配信を並べて見比べる

開封率は、友だちがどこから来たかで大きく変わります。店頭や面談で直接すすめて登録してもらった友だちと、クーポン目当てで登録した友だちとでは、同じメッセージでも開く割合が違って当然です。他人の平均と比べても、自分のアカウントのどこを直せばいいかは見えてきません。

比べるのは、同じ日数がたった時点で

直近の配信を3〜4通選び、配信した日、送った内容、開封率をメモに並べます。数字は14日かけて増えていくので、比べるときは「配信から3日後」のように、同じ日数がたった時点の数字どうしにそろえます。

並べてみると、「お知らせだけの回は低く、よくある質問に答えた回は高い」のように、内容による差が見えてきます。高かった回と低かった回の違いが、次の配信の手がかりになります。

配信の翌日に、ブロックも見ておく

同じ「分析」の中の「友だち」では、ブロックされた数も日ごとに見られます。開封率が高くても、配信の翌日にブロックが増えていたら、その回の内容か送る間隔が合っていなかったのかもしれません。開封率とブロックは、いつも一緒に見るようにします。

開封率が低かった回があっても、失敗ではありません。高い回と低い回が並んでいること自体が、次に何を送ればいいかの材料になります。

開封のあと、押された数と申し込みまでつなげて見る

開封の先にある、押された数と申し込みまでをつなげて見る

公式LINEを作ったのは、読んでもらうためというより、予約や相談の申し込みにつなげるためのはずです。開封率が高くても、その先で誰も動いていなければ、申し込みは増えません。そこで、開封のあとの2つの数字も一緒に見ます。

押された人数は、同じ画面にある

「メッセージ配信」の概要にある「クリックユーザー」が、メッセージの中のどれかのリンクを押した人数です。管理画面には「クリック率」の欄もありますが、これは押された回数を吹き出しが表示された回数で割った値です。開いた人のうち何人が押したかを知りたいときは、クリックユーザーを開封の人数で割って、自分で出しておくと分かりやすくなります。

申し込みは、手で数える

予約フォームやホームページで受けた申し込みのうち、その配信から来た件数を数えます。「LINEを見て」と書いてくれた人、配信した日から数日のうちに届いた申し込み、LINEのトークで返ってきた相談。個人のお店や事務所なら、1通あたりの件数はそれほど多くないので、手で数えても手間はかかりません。

3つを1行に並べて、細くなるところを探す

1通ごとに、開封した人、押した人、申し込んだ人の3つを1行に並べます。たとえば友だち120人に送って、開封80人、押した人12人、申し込み1件だったとします。この例では、開封から押した人のところで大きく減っています。直すのは、開封率よりもメッセージの中身と行き先のほうです。

インスタで、届いた人・プロフィールに来た人・行き先を押した人を並べるのと同じ考え方です。インスタ側の数字の拾い方は、インスタのインサイトの見方にまとめています。

開封した人は分析のメッセージ配信の開封、押した人は同じ画面のクリックユーザー、申し込んだ人は予約フォームや返信を手で数える。3つを並べて細くなるところを直す
図2:開封のあとまで、3つの数字をつなげて見る

細くなった場所ごとの上げ方

細くなった場所に合わせて、次の配信を書き直す

3つの数字のどこで減っているかで、直すことが変わります。一度に全部を変えると、どれが効いたのか分からなくなるので、1回の配信で直すのは1つにします。

開封が少ないとき:書き出しと、友だちになった理由を見直す

通知やトークの一覧で目に入るのは、メッセージの書き出しです。「こんにちは、◯◯です」で始めるより、「次のカラーは何週あけるといいか、よく聞かれる質問に答えます」のように、誰に向けた何の話かを最初の一文に入れます。送る曜日と時間も、2〜3回ずつ変えて比べてみます。

それでも低いままなら、友だちになってもらうときの約束と、実際の配信がずれているのかもしれません。インスタから登録してもらっているなら、インスタに公式LINEを貼る方法で書いた「登録すると何が届くか」の一行と、いまの配信の中身が合っているかを見直します。

開かれるのに押されないとき:行き先を1つにする

1通の中に、予約ページ、ブログ、インスタ、キャンペーンと行き先が並んでいると、どれも押されにくくなります。その回で押してほしい先を1つに決め、「押すと空いている日時が見られます」のように、押したあと何が起きるかを添えます。リンクは、長い文章の最後よりも、読み始めてすぐ目に入る位置に置きます。

押されるのに申し込みがないとき:飛び先のページを直す

リンクまでは押されているなら、LINEのメッセージはもう役目を果たしています。見直すのは、押した先の予約フォームやページです。入力する項目が多すぎないか、料金や所要時間が書いてあるか、スマホで押しやすいか。LINEの中からいったん自分で押して、申し込みの最後まで進んでみると、引っかかる場所が見つかります。

開封が少ないときは書き出しと友だちになった理由を見直す。押されないときは行き先を1つにする。申し込みがないときは飛び先のページを直す
図3:細くなった場所ごとに、直すことは1つ

毎回の配信を手で書いていて、数字を見る余裕まで手が回らないときは、友だちになってからの日数に合わせて自動で届く配信を先に作っておくと、見る数字も比べやすくなります。作り方はこちらにまとめています。

SNSの投稿を続けながらLINEまで見るのは、ひとりだと本当に大変です。毎回すべてを見なくても、配信のたびに3つの数字を1行メモするだけで十分です。

まとめ

  • 公式LINEの開封率は、管理画面の「分析」→「メッセージ配信」で1通ずつ見られる
  • 開封は、どれか1つの吹き出しが最後まで表示されたときに数える。20人に満たないと「0」と出る
  • 他人の平均と比べるより、自分の配信どうしを同じ日数がたった時点で比べる
  • 開封した人・押した人・申し込んだ人を1行に並べ、細くなるところを探す
  • 直すのは1回に1つ。書き出し、行き先、飛び先のページのどれかから

配信の中身だけでなく、友だちの集め方や予約までの流れからまとめて整えたいときは、LINE・UTAGE構築でお引き受けしています。いまの管理画面の数字があれば、どこから手をつけるかを最初の相談で決められます。

どこで細くなっているか、一緒に見ませんか

公式LINEの分析画面と、最近の配信を見せていただければ、開封・押された人・申し込みのどこで減っているかと、次の配信で直す1つを、その場でお伝えします。無料集客診断では、インスタからLINE、予約までの流れもあわせて確認します。無理な営業はいたしません。

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この記事を書いた人

山崎 嘉久のアバター 山崎 嘉久 株式会社GORAQUE 代表取締役

株式会社GORAQUE 代表取締役。SNS運用顧問・SNS運用代行、LINE公式アカウント・UTAGE構築、デザイン制作を通じて、個人事業主と小さな会社の集客を支援しています。商工会議所や自治体の協議会で、SNS運用とデザイン制作をテーマに登壇。大阪府枚方市を拠点に活動しています。

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