整体院の公式LINE|初回のあと、2回目までに送るもの

最後のお客さまを見送って院の片付けを終えた夜、公式LINEを開くと、今日はじめて来てくださった方とのトークには、予約の日時を確かめたやりとりだけが残っています。帰り際に「また様子を見て連絡します」と言っていたその方から、次の予約が届くかどうかは分からないまま、一日が終わろうとしています。
一人で開いている整体院の公式LINEは、はじめての方が2回目に来るかどうかを家で決めるまでのあいだに、院とその方をつないでおく場所として使うと役目がはっきりします。この記事では、初回の夜に送る一通と予約の変更を受け付ける一文、体のことをLINEで聞かれたときの返し方、次の目安が近づいたころの一言を順に書き、最後に、明日来る初回の方から使えるように定型文とノートへ用意するところまで進めます。
書いているのは、お店や教室の公式LINEの構築をお引き受けしている会社で、使うのはどれも公式LINEの標準の機能です。
友だちの数を増やす話や、予約システムの選び方は、この記事では扱いません。いま公式LINEでつながっている初回の方に、何をどう送るかの話にしぼります。
整体院の公式LINEは、2回目を決めるまでのあいだに使う


はじめて整体院に来る人が予約の前に抱きやすい「何をされるのか」「何回通うことになるのか」「どんな人がやっているのか」という不安のうち、「何回通うことになるのか」は、初回を終えて家に帰ったあとにも続いている迷いです。予約の前の3つの不安にインスタの投稿で先に答えておくやり方は、整体院のインスタ集客に書きました。
初回の施術のあと、その方は数日のあいだ体の様子を確かめながら、もう一度行くか、行くならいつにするかを考えます。その時間に院から言葉を届けやすいのは公式LINEなので、ここが予約の日時を確かめるやりとりしか無いと、迷っている方に院から渡せる材料がありません。


公式LINEから申し込みが届くまでには、何を申し込んでもらうかを決める、友だちを集める、配信で育てる、無理のない回数で続ける、数字で測る、手の回らないところを任せる、という6つのステップに分けて考えられます。初回の方に届ける最初の数通は、そのうちの「育てる」にあたり、全体の流れと止まっているステップの見つけ方は個人のLINE集客にまとめています。
送るのは3つの時点だけ
初回の方に院から送るのは、施術をした日の夜、体のことを聞かれたとき、次の目安が近づいたころの3つの時点に限り、3つ目の一言の例は最後の章で紹介します。どれも全員への一斉配信は使わずに、その方とのトーク(チャット)で一人ずつ送ります。LINEヤフーの料金プランの説明では、通数として数えるのは「送った回数×送った友だちの数」で、チャットの送受信は無料で使える機能に入っているので、無料のプランのままでも、一人ずつに送る分は通数を気にせずに済みます(LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」)。
初回の夜に、今日したことと次の目安の理由を送る


施術の日の夜に送る一通には、来てくださったお礼のあとに、今日したことを1〜2行と、次に来るとよい目安とその理由を書きます。サロンでも、お礼・おうちでのケア・次の時期の3つを入れた一通を来店の日のうちに送るのが基本で(組み立てはサロンの公式LINE活用)、整体院ではこのうち「次の時期」の書き方がいちばん大事になります。
今日したことは、その方から聞いた言葉で書く
今日したことは、施術の名前を並べるより、受付や施術中にその方から聞いた言葉を使って書くと、自分のために考えてくれたことが伝わります。「夕方になるとパソコンの前で肩が上がってくる、と伺ったので、今日は肩甲骨のまわりと首の付け根をゆっくりゆるめました」のように、聞いたことと、したことを1文につなげます。体がどう変わったかは本人がいちばんよく分かっているので、こちらから言い切る必要はありません。
次の目安は、日付より理由を書く
「次回は1週間後がおすすめです」とだけ書くと、受け取った方には、なぜ1週間なのかが見えず、通わせたいのだろうかと身構える材料になります。そこで、「1週間ほどあけて、今日のあとの過ごし方を伺いながら、同じところをもう一度確かめたいと考えています」のように、どのくらいあけるかと、次の回で何を確かめたいのかを一緒に書きます。あける日数は、その日の施術のあとにその方へ話した理由に合わせて決め、理由を言えない日数を全員に同じように書くことは避けます。決めるのはその方なので、最後に「ご都合のよいときに、このLINEで日にちをお知らせください」と添えておけば十分です。


回数券がある院でも、この一通には回数券の案内を入れずにおきます。2回目に来てくださったときに、通う間隔の考え方とあわせて口頭で伝えるほうが、初回の夜に届いた一通が売り込みとして読まれにくくなります。
一通の最後に、日程の変更を受け付ける一文を
体の調子や家の用事で予定どおりに来られなくなったとき、言い出しにくさから連絡が遅れたり、そのまま来なくなったりすることがあります。初回の夜の一通の最後に、「ご都合や体調で日にちを変えたいときは、当日でもこのLINEにひと言ください」と書いておくと、変更の連絡を送るときのためらいが小さくなります。キャンセルの料金を決めている院は、いつからかかるのかを同じ一通に書き、予約のときに伝えた内容とそろえておきます。子ども向けの教室のように欠席と振替の連絡を受ける場合は、連絡の期限・送ってほしいこと・振替の条件の3つを、入会の日に1通で先に送っておくと、同じ説明をくり返さずに済みます。決まりの書き方と、曜日ごとのクラスへの知らせ方は教室の公式LINEにまとめました。
初回の夜の一通は、上手な文章でなくてかまいません。今日その方から聞いたことと、次に何を確かめたいかが書いてあれば、院長が自分のことを覚えてくれていることが伝わりやすくなります。
体のことを聞かれたら、LINEでは決めずに会って確かめる


初回の夜に一通を送ると、数日のうちに「次の日に少しだるい感じがあったのですが、大丈夫でしょうか」のような返事が届くことがあります。心配してくれている方に早く安心してほしくて、「よくあることなので大丈夫ですよ」と返したくなりますが、LINEの文字だけでは、体のどこにどんな様子が出ているのかは分かりません。
体のことを聞かれたときの返事は、受け止める、様子を1つだけ聞く、会って確かめる、の3段にしておきます。たとえば「ご連絡ありがとうございます。LINEの文字だけではお体の様子が分からないので、もう少し伺わせてください。だるさはどのあたりに、いつごろから出ていますか。次にお会いしたときに、一緒に確かめます。気になる様子が続いたり強くなったりするときは、医療機関にもご相談ください」と返せば、その方を安心させようと言い切ることも、突き放すこともせずに済みます。


施術中に返せない時間は、先に伝えておく
体のことを聞かれても、施術中に届いたメッセージにすぐ返せないのは、一人の院ならいつものことです。公式LINEでは返事をする時間帯(応答時間)を決めておき、時間外には自動の返事で「いつごろ返すか」を伝えられるので、その文面の例と、よく聞かれることをトーク画面の下のメニューに置いておくやり方は、先ほどのサロンの公式LINE活用の前半を見てください。
これまで「大丈夫ですよ」と返してきた方も、お客さまを安心させたい気持ちはそのままに、次からはその言い切りを、様子を伺う一文と会って確かめる一文に置き換えてみてください。
明日の初回の方から、定型文とノートで始める


毎晩ゼロから文章を考えると続かないので、ここまでの文面は、公式LINEのチャットにある「定型文」に登録しておきます。定型文はチャットの設定から作れて、作っておくとトーク画面で選ぶだけで同じ文章を送れるので、初回の夜の一通、体のことを聞かれたときの返事、次の目安が近づいたころの一言の3つを用意すれば、あとは送る前に、名前と今日したこと、次の目安とその理由、案内する空いている日を、その方に合わせて書き換えるだけになります(LINEヤフー for Business「チャット」のマニュアル)。
送ったあとは、トーク画面でその方のアイコンを押して開くプロフィールの「ノート」に、「+」から今日したことと次の目安の日を1行で書いて保存しておきます。無料の範囲では、ノートは1つのトークに1件まで、タグは作れる種類が5個までなので、整体院のように一人ずつの事情を覚えておきたい場合は、タグで分けるより、ノートの1件を書き換えながら使うほうが無理がありません。週のはじめにノートを見返して、目安の日が近い方には「前回の肩まわりのその後が気になっています。今月は◯日と◯日の午後が空いていますので、ご都合が合えばこのLINEでお知らせください」のように、前回確かめたことと空いている日を添えて一言送れば、3つ目の時点まで手が届きます。
手で送るのがつらくなったら、自動にする部分を決める
初回の方が増えて、毎晩の一通やノートの見返しが追いつかなくなってきたら、どこを自動にするかを決める時期です。予約の日から数えて決まった日数のあとに送るところまで自動にしたいときは、公式LINEに外部のツールや予約サービスを組み合わせる形を考えることになります。
当社のLINE構築のページにも、予約の前日の連絡や来店後のお礼を自動にできるか、というご質問を載せています。公式LINEの標準の機能だけでは予約日を起点にした自動の配信ができず、一部に手作業が残る形になるとお答えしていて、一人の院なら、まず手で送る一通から始めて、文面が固まってから自動にするほうが、言葉がその院らしく残ります。
今夜は、今日来てくださった初回の方を一人思い浮かべて、その方から聞いた言葉と、次に何を確かめたいかを入れた一通を、定型文の下書きとして書いてみてください。体のことを聞かれたときの3段の返事も一緒に登録しておけば、明日の初回の方から、同じ形で送り始められます。
院の公式LINEで、どこまでを手で送り、どこからを自動にするかを一緒に決めたいときは、LINE・UTAGE構築でもご相談を受けています。いまの状況を伺い、どこから作るのが早いかをお伝えします。
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