公式LINEの配信頻度の決め方|週何回より先に決めること

公式LINEの配信頻度の決め方|週何回より先に決めること

公式LINEの友だちが30人ほど集まった。友だち追加のあいさつは自動で届いているけれど、そのあと何を、どれくらいの間隔で送ればいいのかが決まらず、配信の画面を開いては閉じている。インスタは3日に1回続けているのに、LINEだけ手が止まっている。この記事は、そういう方に向けて書きました。

先に結論を書きます。公式LINEの配信頻度は、お客さまが次に予約や相談をするまでの間隔から逆算して決めます。「週1〜2回が目安」という話はよく見かけますが、2か月に1度来てくださるサロンと、年に1度の手続きで頼られる事務所とで、ちょうどよい回数が同じになるとは考えにくいはずです。

ここでは、自分の商売の間隔を書き出して回数を決める手順、決めた回数が無料の通数に収まるかの計算、最初の2か月で見ることを順に書きます。読み終えるころには、来月の配信日をカレンダーに入れられます。

回数の「正解」を探すより、自分のお客さまがいつ動くかから決めたほうが、送る中身まで一緒に決まります。この記事はその順番で進めます。

LINE集客の全体の流れは、次の記事にまとめています。

目次

配信頻度は、お客さまが次に動くまでの間隔から決める

予約表を見ながら、お客さまが次に来るまでの間隔に気づく

回数を先に決めると、毎週「今週は何を送ろう」とネタ探しから始まります。お客さまの間隔から決めると、送る日と中身が組になって決まるので、配信の画面を開いたときに迷いません。

「週1回が目安」と言われる理由

よく見かける「週1回くらいがちょうどいい」という目安には、心理学の単純接触効果(ザイオンス効果)が理由として添えられることが多いです。1968年に心理学者のロバート・ザイオンスが発表した研究がもとになっていて、同じ人や物に何度も触れるうちに、好感を持ちやすくなる傾向を指します。LINEに当てはめると、間を空けすぎずに名前を見てもらうほうが、覚えていてもらいやすいという考え方です。

ただ、接触が増えるほど好感が伸び続けるとは限りません。回数が多すぎると、かえって飽きや煩わしさが先に立つことも、その後の研究で報告されています。公式LINEでは、それが「通知がうるさい」と感じた方のブロックという形で表れます。

週1回という数字は、忘れられない間隔と、うるさく感じさせない間隔のあいだをとった、おおよその目安と考えておくとよいでしょう。どれくらいで忘れられ、どれくらいでうるさく感じるかは、お客さまが次に来るまでの間隔によって変わります。2か月に1度来てくださる方と、年に1度相談に来る方とでは、ちょうどよい間の空け方も違います。そこで次は、ご自身のお客さまの間隔を書き出すところから始めます。

次の予約・相談までの日数を書き出す

まず、よく来てくださるお客さまを3人思い浮かべて、前回から次回までが何日くらい空いているかを書き出します。予約表や相談の記録を見れば、だいたいの間隔はつかめるはずです。

たとえばカットとカラーのお客さまが多いサロンなら、1〜2か月ごとに来る方が中心かもしれません。整体なら2〜3週ごと、税理士なら確定申告の前に年1回、相続の相談なら一生に何度もない、というように、商売によって間隔は大きく違います。ここに挙げた間隔はあくまで例なので、ご自身の予約表の数字を使ってください。

その間に「思い出してほしい時」を数える

間隔が分かったら、その間にお客さまに思い出してほしい時を数えます。多くの商売で、次の2つは共通しています。

  • 来てくださった直後
    来店や相談のお礼と、次までに気をつけてほしいことを1通送ります。
  • 次に来る時期の少し前
    予約の空きや、その時期ならではの案内を1通送ります。

2か月に1度来るお客さまが中心なら、この2つで2か月に2通、つまり月に1回です。そこに季節の話や、よく受ける質問への答えを月1回足せば、月2回になります。回数は、この足し算の結果として出てきます。

配信の回数を決める3つのこと。前回から次回まで何日空くかを書く、来た直後と来る少し前の思い出してほしい時を数える、月あたりの回数に直す。例として2か月ごとに来る方が中心なら月1回
図1:配信の回数は、お客さまの間隔から出す

「週に何回送るか」は、間隔の中に、思い出してほしい時がいくつあるかで決まります。回数を先に置いて、あとから中身を探す順番にすると、どこかで送るものが尽きてしまいます。

間隔が短い商売と長い商売で、送り方を分ける

間隔の短いお客さまと長いお客さまで、送り方を分けると決める

同じ考え方でも、間隔の長さによって、送る中身の組み立て方が変わります。ご自身の商売がどちらに近いかを見ながら読んでください。

月に1回以上来てもらう商売

整体やまつげ、ネイルのように間隔の短い商売は、予約の空きの案内がそのまま役に立ちます。「来週の火曜と木曜の午後に空きがあります」という1通は、次の予約を考えていた人にとって、ちょうどよい合図になります。

気をつけたいのは、空きが出るたびに送りたくなることです。案内はお客さまの間隔に合わせた回数にとどめ、それ以外の週は「送らない週」とあらかじめ決めておくと、送る側も迷わずに済みます。

年に数回しか動かない商売

士業や、年に1〜2回の施術のように間隔の長い商売は、予約の案内だけだと、次に送るのが何か月も先になります。そのあいだに名前を忘れられてしまうと、いざ相談したい時期に思い出してもらえません。

この場合は、月に1回、よく受ける質問への答えを送って、顔を覚えておいてもらいます。そのうえで、確定申告や年度替わりのように相談が集まる時期の少し前に、案内を1通足します。

全員に同じ回数で送らなくていい

前回来てくださった時期はお客さまごとに違うので、本当は一人ずつ、送るのにちょうどよい時期もずれています。一斉配信だけで合わせようとすると、誰かにとっては早すぎる案内になります。

登録したばかりの方には、登録した日から順番に届くステップ配信で最初の数通を送り、一斉配信の回数とは分けて考えると整理しやすくなります。組み方は、こちらにまとめています。

来店の時期ごとに送り先を分けたくなったら、お客さまに印を付けて送り分けられる道具を考える時期です。LステップとUTAGEのどちらが合うかは、こちらで比べています。

間隔が短い商売は予約の空きの案内を間隔に合わせて送り、間隔が長い商売はよく受ける質問への答えを月1回と、相談が集まる時期の前に案内を1通送る
図2:間隔の長さで、送る中身を変える

決めた回数が、無料の通数に収まるかを計算する

送る前に、月に届ける通数を確かめる

回数が決まったら、送る前にもう1つだけ確かめます。公式LINEは、料金プランごとに1か月に送れる通数が決まっているからです。

月の通数は「友だちの数 × 配信回数」

LINEヤフーの料金プランのページでは、1人の友だちに1回送ると1通と数えます。友だちが40人いるアカウントで月に2回送れば、月80通です。

月額無料のコミュニケーションプランで送れるのは月200通まで、その上のライトプランは月額5,000円(税別)で月5,000通です(2026年9月23日にLINEヤフーの料金プランのページで確認)。1対1のチャット、自動応答、友だち追加時のあいさつメッセージは通数に数えられません。ステップ配信は数えられます。

  • 友だち40人 × 月2回 = 80通。無料の範囲に収まります
  • 友だち60人 × 月4回 = 240通。月200通を超えます

超えそうなときは、回数より先に送り先を見直す

超えると分かっても、すぐに有料のプランへ切り替えなくてかまいません。まず、その案内が本当に全員に要るものかを見直します。予約の空きの案内なら、次の来店が近い人に届けば足ります。送り先をしぼれば、回数を減らさずに通数を抑えられます。

それでも収まらないほど友だちが増えてきたら、LINEからの予約が回り始めている合図です。プランを上げるかどうかは、そこで考えれば間に合います。

月の通数は友だちの数かける月の回数。40人に月2回なら80通で無料の範囲、60人に月4回なら240通で月200通を超える
図3:送る前に、月の通数を計算する

通数の上限は、回数を決めたあとに確かめるものです。上限から逆に回数を決めると、お客さまの間隔とずれた配信になりやすくなります。

最初の2か月は、決めた回数のまま反応を見る

決めた回数のまま送り、予約や返信が届いたことを喜ぶ

回数は、一度決めたらしばらく動かさずに様子を見ます。毎週のように回数を変えると、何が効いたのかが分からなくなるからです。お客さまの間隔が1〜2か月なら、2か月あれば一巡します。

見るのは、予約と返信

配信した日から数日のあいだに、LINEから予約や返信が何件届いたかを、配信日ごとにメモしておきます。管理画面の数字も参考になりますが、お客さまが実際に動いたかどうかが、回数を決めるいちばんの手がかりです。

来店の少し前に送った案内のあとに予約が入っているなら、その時期と回数は合っています。どの配信にも反応がなければ、回数をいじる前に、送った時期がお客さまの間隔とずれていなかったかを見直します。

友だちの数の動きも、あわせて見る

配信のたびに友だちの数が目に見えて減るようなら、その案内は、届いた人にとって早すぎたか、関わりの薄い話だったのかもしれません。そのときは回数を増やす前に、送り先をしぼるほうを先に試します。

作りかけのまま止まっていても、出遅れてはいません。友だちが数十人でも、間隔に合わせた配信は始められます。まずは来月の2回を、カレンダーに入れるところからどうぞ。

お客さまの間隔の書き出しから、ステップ配信と一斉配信の組み立てまでまとめて任せたいときは、LINE・UTAGE構築でお引き受けしています。

まとめ

  • 配信頻度は、お客さまが次に予約や相談をするまでの間隔から決める
  • 間隔の中の「来た直後」と「来る少し前」を数え、月の回数に直す
  • 間隔が短い商売は予約の案内、長い商売はよく受ける質問への答えを中心にする
  • 月の通数は友だちの数 × 回数。無料プランは月200通まで(2026年9月時点)
  • 最初の2か月は回数を変えず、予約と返信で合っているかを確かめる

自分の商売に合う配信の回数を、一緒に決めませんか

予約表や、これまでの配信の画面を見せていただければ、お客さまの間隔から、月に何回・いつ送るかをその場で一緒に書き出します。無料集客診断では、来月の配信日と、それぞれに送る中身を決めて持ち帰っていただけます。無理な営業はいたしません。

50分・オンライン。費用はかかりません。

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この記事を書いた人

山崎 嘉久のアバター 山崎 嘉久 株式会社GORAQUE 代表取締役

株式会社GORAQUE 代表取締役。SNS運用顧問・SNS運用代行、LINE公式アカウント・UTAGE構築、デザイン制作を通じて、個人事業主と小さな会社の集客を支援しています。商工会議所や自治体の協議会で、SNS運用とデザイン制作をテーマに登壇。大阪府枚方市を拠点に活動しています。

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