インスタのカルーセル投稿の作り方|1枚目で止めて10枚目で動かす

カルーセル投稿は、最初の1枚と最後の1枚を先に作ります。真ん中の8枚は、そのあとで割り振れば埋まります。
保存はそれなりにつくのに、そこから相談のメッセージが届くことはほとんどない。そういうときのカルーセルは、組み方がよく似ています。1枚目にテーマ名、2枚目から順に説明、最後の1枚に「保存してね」。読む人は最後までめくって、保存して、閉じます。閉じたあとにすることが、どこにも書いていないからです。
この記事では、読んだ人が相談をひとつ送ってくれるところまでを、カルーセル1本の中で組み立てます。デザインの凝り方より、並べる順番の話です。
SNS集客の全体の流れは、次の記事にまとめています。
先に作るのは、1枚目と10枚目


Instagramのカルーセルには、1つの投稿に写真や動画を最大20点まで入れられます。ただ、はじめは10枚で組むのがおすすめです。役割を3つに分けると、10枚にちょうど収まります。
- 1枚目は、止める
フィードを流している指を止めて、「これは自分のことだ」と思ってもらう1枚です。 - 2〜9枚目は、1枚に1つ
中身を8つに割って、1枚に1つずつ置きます。めくるたびに、ひとつ分かることが増える並びにします。 - 10枚目は、動かす
読み終えた人に、次にしてほしいことを1つだけ伝えます。


作る順番は、10枚目から
並びは1枚目からですが、作るときは逆から入ります。10枚目で何をしてもらうかが決まらないうちは、1枚目で誰を止めればいいかも決まりません。
- 10枚目の一行を書く
読み終えた人に何をしてほしいかを、一文で書きます。「プロフィールのリンクから、◯◯の相談と送ってください」のように、してほしいことをそのまま書きます。 - 1枚目の一行を書く
10枚目の一歩を受け取りたいのは、いまどんな場面にいる人か。その場面を1枚目に書きます。 - 真ん中を8つに割る
1枚目の悩みから10枚目の一歩までを、8つの小さな段に分けます。1枚に2つ入りそうなら、片方は次の投稿に回します。 - 画像とキャプションを作る
ここで、はじめてCanvaなどの作成ツールを開きます。
画像の描き方そのものは、Canvaで図解を作る方法に型ごとにまとめました。カルーセルの1枚ずつも、あの4つの型のどれかで描けます。


投稿画面で気をつける3つ
作った画像を並べて投稿するときに、あとから困りやすいところが3つあります。どれもInstagramのヘルプセンターに書かれている仕様です。
- 枠の形は、全部の画像でそろう
正方形・縦型・横型のどれかを選ぶと、投稿に含まれるすべての画像に同じ形が当てはまります。1枚だけ形を変えることはできないので、画像は最初から同じ比率で作ります。 - キャプションは、投稿全体で1つ
1枚ごとには書けません。10枚目で伝えたことを、キャプションの最後でもう一度書きます。 - 公開したあとに、画像は足せない
並べ替えや削除はあとからできますが、新しい画像を加えることはできません。10枚目を入れ忘れたまま出すと、その投稿には戻せません。
10枚目が決まるまでは、画像を作りはじめないでください。最後の一行が、残り9枚の中身を決めます。
1枚目は、読む人の「いまの場面」を書く


1枚目によく置かれているのは、テーマ名です。「うねり髪のケア方法」「相続の基礎知識」。間違いではないのですが、フィードを流している人の指は止まりません。自分に関係があるかどうかが、その一行では分からないからです。
指が止まるのは、自分がいまいる場面が書いてあるときです。
- サロンの場合
「うねり髪のケア方法」を「朝、乾かしたそばからうねってくる人へ」に変えます。毎朝、鏡の前でため息をついている人が、自分のことだと気づきます。 - 士業の場合
「相続の基礎知識」を「親の家の名義、そのままになっていませんか」に変えます。気になっていながら後回しにしてきた人が、そこで手を止めます。


1枚目に答えまで書かない
1枚目で「朝うねる人は、乾かし方を変えると落ち着きます」まで書くと、読む人はそこで分かった気になり、めくりません。1枚目は場面か問いで止めて、答えは2枚目から出します。
かといって、目を引こうとして大げさな言葉を使うと、めくった先の中身との落差で離れていきます。書くのは、読む人が自分でも口にしそうな言葉です。お客さまとの会話で実際に出てきた一言があれば、それがいちばん強い1枚目になります。
場面の一行は、これまでの投稿の中にある
場面が思いつかないときは、過去の投稿を見返してください。1年分の投稿があれば、保存やプロフィールへのアクセスが多かった投稿がいくつかあるはずです。そうした投稿は、たいてい読む人の場面にうまく当たっています。どの投稿の数字がよかったかは、インスタのインサイトの見方に拾い方を書いています。
1枚目にテーマ名を置いてきたのは、きちんと整理して伝えようとしてきた表れです。その整理は、2枚目から先でそのまま使えます。変えるのは表紙の一行だけです。
10枚目は、相談の手前の一歩を1つだけ置く


多くのカルーセルは、最後の1枚が「保存してね」「フォローしてね」で終わっています。保存は、あとで見返すための動作です。読んだ人は満足して保存しますが、やりとりはそこで途切れます。
相談につなげたいなら、10枚目には相談の手前にある、小さな一歩を置きます。いきなり「ご予約はこちら」と書かれても、夜にスマホで読んでいる人はまだそこまで決めていません。
- してほしいことは、1つだけ
保存もフォローも予約も並べると、どれも選ばれにくくなります。今回はこれ、と1つに決めます。 - 押したあとに何が起きるかを書く
「メッセージで『うねり』と送ってください。乾かし方のポイントを1枚にまとめてお返しします」。返ってくるものが分かると、送る手が軽くなります。 - 1枚目と同じ言葉で、誰宛てかを示す
「朝のうねりが気になっている方へ」。1枚目の場面と同じ言葉を使うと、自分宛ての案内だと分かります。 - キャプションの最後にも、同じ一文を書く
10枚目までめくらずに閉じた人にも、キャプションで届きます。
士業の方なら、10枚目はたとえば「名義のことが気になっている方は、メッセージで『名義』とだけ送ってください。いま確かめておきたいことを1枚にまとめてお返しします」。送る側がすることは一言だけで、返ってくるものも決まっています。相談と呼ぶほど構えずに済むので、夜のうちに送ってもらいやすくなります。


押された先が空っぽだと、そこで止まる
10枚目に「プロフィールのリンクから」と書いたら、その先も確かめてください。プロフィールに何をしている人かが書いていない。リンクの先が長いメニュー表になっている。こうしたところで、せっかくの一歩が止まります。
カルーセルを出したあと、プロフィールへのアクセスは増えたのにメッセージが来ないときは、この先のどこかで止まっています。止まっている場所の決め方は、インスタで集客できないに順番で書きました。
1本の中で、止めて、読ませて、動かす。この3つがつながると、カルーセルが相談の入口になります。投稿とその先の導線をまとめて見てほしいときは、SNS運用顧問でお引き受けしています。
まとめ


カルーセル投稿は、作る順番で仕上がりが変わります。10枚目で何をしてもらうかを先に決め、その一歩を受け取りたい人がいまいる場面を1枚目に書く。真ん中の8枚は、そのあいだを1枚に1つずつ埋めていきます。
- 先に作るのは、1枚目と10枚目
- 1枚目は、テーマ名を読む人の場面に書き換える
- 10枚目は、相談の手前の一歩を1つだけ置く
- キャプションの最後にも、10枚目と同じ一文を書く
今夜は、次のカルーセルの10枚目の一行だけ書いてみてください。画像を作るのは、そのあとで間に合います。
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