SNS運用代行の費用相場|月額の内訳と、安いプランで残る作業

朝9時半、開店の準備を終えてスマホを開くと、お店のInstagramは最後の投稿が3か月前のまま止まっています。担当していたスタッフが忙しくなってから誰も触れなくなり、次はプロに頼もうかと「SNS運用代行 費用 相場」で調べてみたものの、出てくる記事には大きな幅の金額が並んでいて、自分のお店ならいくらになるのかがどれを読んでも決まりません。
公式サイトに料金を載せている運用代行の会社4社と当社のプランを並べてみると、月額はおよそ5万円台から60万円以上まで開いていて、その差には、月に何本出すかと、写真や動画の撮影が含まれるかどうかが大きく効いています。この記事では、公開されている料金の幅、月額の内訳と安いプランでお店に残る作業、自分のお店の金額を3つの質問で見積もる方法を順に書きますので、読み終えるころには、月いくら・半年でいくらかかり、その金額で何をしてもらえるのかを、見積もりを頼む前に紙に書き出せるはずです。
書いているのは、大阪府枚方市を拠点に、InstagramとXの運用代行をお引き受けしている会社です。当社の料金も表に入れていますが、ほかの会社と同じ物差しで、いちばん安いプランとその中身を並べています。
何社かに見積もりを頼む前に、自分のお店で月に何本出したいか、写真は誰が撮るかだけでも決めておくと、届いた金額を同じ条件で比べられます。相場の幅に振り回されずに済むので、先にそこから考えてみてください。
SNS運用代行の費用相場は、公開料金で月5万円台から60万円以上まで


2026年10月8日に、Instagramの運用代行の料金を公式サイトに載せている4社のページを開き、当社のプランと並べました。会社名は伏せ、各社で投稿まで代行するプランのうちいちばん安いものと、その月額に含まれている中身を書いています(相談だけのプランは入れていません)。金額は各社の表記のままで、税込・税別の表記が無いものも含みます。
| 会社といちばん安い月額 | その月額に含まれる中身 |
|---|---|
| A社 5.5万円 | フィード投稿の文章作成・ハッシュタグ選定・投稿スケジュール作成。企画・ストーリーズ・レポート・撮影・デザインは含まない |
| B社 10万円(初期費用なし) | 月8投稿(フィード4・リール4)の投稿と編集。企画・撮影・分析は含まない(撮影を含むプランは20万円から) |
| C社 13.2万円(税込) | 5投稿まで。撮影は含まない(撮影を含むプランは税込22万円から) |
| D社 25万円から | 月10投稿とストーリーズ5回。撮影は含まない(撮影を含むプランは45万円から) |
| 当社 9.8万円から(税込) | フィードとリールを月2回ずつ、ストーリーズ月2回、2か月に1回の撮影 |
いちばん安いところでは月5.5万円で、上はD社の、投稿が月30本前後で撮影も月2〜3回入る月60万円からのプランまであります。これだけ開いていると、平均の金額を聞いても自分のお店の参考にはなりにくいので、次の節のように、何が含まれているかで並べ直して読むのが近道です。
分かれ目は、撮影が含まれるかどうか
同じ表を撮影の有無で分け直すと、金額の並びがぐっと読みやすくなります。撮影を含まないプランは月5.5万円からあり、撮影まで含むプランは当社の9.8万円のほかは月20万円から(B社の20万円、C社の税込22万円)で、撮影が月に2回入るプランになると45万円からです。今回見たプランでは、撮影の回数が増えるほど、月額も高い段に並んでいました。


月額と一緒に、初期費用と最低契約期間を見る
初期費用は、0円の会社から15万円の会社まであり、当社は10万円(税込)です。最低契約期間も、1か月単位で契約できる会社、期間を設けていない会社、6か月からの会社に分かれていて、当社は6か月です。月額が同じくらいでも、6か月の契約期間があるかどうかで、合わないと分かったときに払う額が変わってくるので、表の月額と同じ行で確かめておいてください。
月額だけを並べると、撮影の入っていない安いプランがいちばん得に見えます。比べるときは、撮影が何回入っているかと投稿の本数を同じ行にそろえてから、金額を見てください。
月額の内訳と、安いプランでお店に残る作業


運用代行の月額で払っているものは、大きく分けると、何を出すかを決める企画、写真や動画の撮影、文章やデザインに仕上げて投稿する制作、数字を見て翌月の中身を直す分析の4つです。表のD社のページにも、運用代行の費用は初期費用・月額費用・撮影やデザインのクリエイティブ制作費に分けて考える、と書かれています。
- 企画
誰に向けて、何をどの順番で出すかを決める仕事です。お店に話を聞きに来て、お店の言葉を拾うところまで入るかどうかは、会社とプランによって違います。 - 撮影
表のとおり、月額を大きく動かす部分の1つです。含まれない、2か月に1回、月に2回、と段があり、回数が増えるほど金額も上がります。 - 制作
投稿の本数がここに効きます。本数が増えるほど文章を書いて画像や動画に仕上げる手間が増えるので月額も上がりますが、本数が倍になっても月額が倍になるとは限らず、上がり方は会社とプランによって違います。 - 分析
毎月のレポートや打ち合わせが入るかどうかです。当社でも、いちばん安いプランには投稿分析レポートを入れておらず、レポートが付くのは2つ目のプランからです。
月額を下げると、どれかの作業がお店に戻る
安いプランは、この4つのうちどれかをお店が引き受ける前提で値段が組まれています。撮影が含まれないなら、写真と動画はお店で撮って送ることになりますし、レポートが無いなら、どの投稿が見られたのかは自分でインサイトを開いて確かめることになります。表のA社の月5.5万円のプランは、企画とレポートも含まれていないので、何を出すかを決めることと数字を見ることの両方が、お店の側に残ります。
スタッフに任せて止まったお店は、どこで止まったのかを思い出してから選ぶと、外れにくくなります。写真を撮る時間が取れずに止まったのなら、撮影の入っていないプランを選ぶと、同じところでまた止まりやすくなります。反対に、写真はスマホにたまっていて、これからも撮り続けられるのに、文章とデザインで手が止まっていたのなら、撮影なしのプランも十分に候補になります。


投稿の内容を確かめる作業も、少なくとも始めのうちはお店に残ると考えておくのが無難です。当社でも、はじめのうちは投稿を1本ずつご確認いただき、問題がなければ少しずつ確認を減らしていく形で、お店の側でかかる時間は月に10時間ほどを目安にお伝えしています。どのプランを選んでも店主の手がまったくかからなくなることはないので、その時間を毎月どこで取るかも、契約の前に決めておいてください。
アカウントの持ち主をお店のままにしておくことも、金額と同じくらい大事です。Metaのビジネス向けの管理画面には、Instagramアカウントをお店の側に置いたまま、ほかの会社にアクセス権を付与する仕組みがあります(Metaビジネスヘルプセンター「ビジネスポートフォリオにInstagramアカウントを追加する」)。当社でも、アカウントはお客さまご自身で作っていただき、契約が終わってもそのままお使いいただける形にしています。
一度止まったことを、気に病む必要はありません。どこで止まったのかが分かっていれば、それがそのまま、外に頼む作業の一覧になります。
自分のお店の金額は、3つの質問で見積もれる


相場の幅を自分のお店の金額に置きかえるには、見積もりを頼む前に、次の3つの答えを紙に書いておきます。答えがそろうと、どのくらいの月額の幅に入るかの見当がつき、見積もりを頼むときの条件にもそのまま使えます。
- 月に何本出したいか
週1回なら月4本、週2回なら月8本です。今回見た5社のプラン全体では、月4〜5本なら9.8万〜22万円、月8〜10本なら10万〜38.5万円、月15〜20本なら15.8万〜45万円、月30本前後なら60万円から、という幅でした(金額は各社の表記のまま)。自分の本数がどの段に入るかで、月額のおおよその位置が決まります。 - 写真と動画は誰が撮るか
お店で撮って送れるなら撮影なしのプランで足り、撮る人がいないなら撮影込みのプランになります。撮影込みは、表の中では当社の9.8万円のほかは月20万円からでした。 - 数字を見て直すのは誰か
毎月、自分でインサイトを開いて先月の投稿を見返し、次に何を変えるかを決める時間を取れるなら、レポートの無いプランも候補になります。その時間も取れそうにないなら、分析と打ち合わせが入ったプランを選んでおくほうが、半年後に続けるかどうかを決めやすくなります。


半年の総額は、月額×6か月+初期費用で出す
3つが決まったら、6か月続けた場合の総額を出しておきます。SNSは成果が見えるまでに時間がかかるので、比べる単位を半年にしておくと、最低契約期間がある会社と無い会社も同じ物差しで並べられます。たとえば当社のいちばん安いプランなら、月額9.8万円からを6か月で58.8万円、そこに初期費用の10万円を足して68.8万円(税込)からです。B社で撮影を含むプランを選ぶなら、2026年10月8日の時点では6か月以上の契約で初期費用が0円になるので、月額20万円を6か月で120万円(税の表記なし)です。最低契約期間がある場合は、途中でやめても期間のぶんは払うことになるので、その額も別に確かめておいてください。
月額だけで比べると、初期費用のある・なしや、撮影が入っているかどうかが抜け落ちるので、比べる単位は半年の総額にそろえておくと迷いません。そのうえで、当社のプランにはどれもプロフィール設計と取材・コンセプトメイクが入っているように、総額の中に何が入っているかを並べると、金額の差を中身の差として読めるようになります。
広告を出す場合は、広告費が月額とは別にかかります。当社では、広告費は実費でご負担いただき、広告運用の費用として実際にかかった広告費の20%をいただいていますので、広告も使うつもりなら、その分を半年の総額に足しておいてください。
見積もりを頼むときは、3つの答えを先に伝えてみてください。同じ条件で出してもらえれば、届いた金額の差を、そのまま中身の差として比べられます。
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見積もりを頼む前に、止まった場所を1つ書き出す


SNS運用代行の費用相場は、公式サイトに出ている料金で見ると月5万円台から60万円以上までで、その差には投稿の本数と撮影の有無が大きく効いています。安いプランは撮影や分析のどれかをお店が引き受ける前提で組まれているので、スタッフに任せて止まった場所がそこなら、また同じところで止まります。月に何本、誰が撮るか、誰が数字を見るかの3つを書き、月額×6か月+初期費用で半年の総額を出してから、見積もりを頼んでください。
外に頼むなら、制作は任せながら、誰に届けたいかと今月どこを直すかだけは、月1回30分ほどの打ち合わせでオーナーが決める形にしておくと続けやすくなります。判断まで預けてしまうと、続ける理由もやめる理由も自分では言えなくなるので、契約の前にこの30分を取れるかどうかも考えておいてください。任せて止まるお店の共通点と、契約前の打ち合わせで確かめる5つの項目は、SNS運用代行のデメリットに詳しく書いています。
当社のSNS運用代行は、Instagramなら月9.8万円(税込)からの3つのプランで、どのプランにもプロフィール設計と取材・コンセプトメイクが入っていて、撮影の交通費は枚方市・寝屋川市・交野市・八幡市・京田辺市ならいただいていません。写真も文章も自分で続けられそうだという方には、何を出して何をやめるかの判断にだけ伴走するSNS運用顧問もあります。
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