LINE構築のやり方|自分でやる範囲と、任せたほうがいい範囲

公式LINEをつくろうと調べはじめると、手順の記事はいくらでも出てきて、アカウントを開き、あいさつを設定し、リッチメニューを置くところまで、そのとおりに進めればたしかに形にはなります。そもそも作るかどうかを決めかねている段階なら、公式LINEのメリット・デメリットを先に読んでみてください。
困るのは、形ができたあとです。何を送ればいいか分からず、送ってみても反応がなく、設定の手順は全部こなしたのに、登録した人が次に進んでくれない。この記事では、LINE構築が進む順番と、そのうちどこまでを自分の手でやれるかを書きますので、読み終えるころには「自分はここまでやって、ここから先は人に頼む」という線を引けるようになります。
手順の記事はいくらでもあるのに、うちが改めて書くのは、順番の意味まで書いたものが少ないからです。つくる側から見た話をします。
LINE集客の全体の流れは、次の記事にまとめています。
LINE構築は、この順番で進む


手順を並べた記事は多いのですが、その順番が何のためにあるかまで書いてあるものはあまり見かけず、ここがずれると、あとの工程がまとめて巻き戻ります。


最初に、登録した人に最後に何をしてもらうかを決める
いちばん先に決めるのは、登録してくれた人に、最後に何をしてもらうかです。無料相談に申し込んでほしいのか、予約を入れてほしいのか、講座に来てほしいのか。着く先が決まらないと、送る文章もメニューの並びも決まりません。
ここを飛ばして設定から入ると、あいさつメッセージの1行目で手が止まり、「ご登録ありがとうございます」の次に何を書けばいいのかが出てこなくなります。手が止まるのは、行き先がまだ決まっていないからです。
道すじを描いてから、部品をつくる
着く先が決まったら、どの入口から入ってきて、何を通って、どこへ着くかという道を描きます。入口は投稿のプロフィール欄かもしれませんし、名刺や店頭のカードかもしれません。そこから登録して、あいさつを読んで、何通か受け取って、申し込む。この流れが紙の上で1本につながってから、はじめて管理画面を開きます。
部品を先につくると、つなげるときに合わなくなります。リッチメニューを先に凝ってつくったあとで道すじを決め直すと、ボタンの数も並びも合わなくなって、結局つくり直すことになります。
文章は最後。でも、いちばん時間がかかる
順番としては最後ですが、時間の配分でいえばここが山で、ステップ配信を7通組むなら、7通分の文章が要ります。自分で書くつもりなら、施術や面談の合間に7本書く時間を最初から見込んでおいてください。構築を頼むときも、この原稿を誰が書くのかで金額が変わります(LINE構築の相場)。
迷ったら、管理画面を開く前に紙を1枚用意してください。着く先と道すじを書いてからのほうが、結局は早く終わります。
自分の手でやれるところ


順番が見えたところで分担の話に移り、まずは自分でやってしまってかまわないところから書きます。


アカウントの開設と、基本の設定
LINE公式アカウントは開設も利用開始も無料で、初期費用はかかりません(LINE公式アカウントの料金プラン・LINEヤフー公式/2026年9月時点)。画面の案内どおりに進めれば、その日のうちに友だち追加を受けられます。
ここを代わりにやってもらう理由はあまりなく、自分のアカウントなので、自分で開いておくほうがあとで触るときに楽です。パスワードの持ち主が自分だという状態は、それだけで身軽です。
あいさつメッセージ
登録した直後に自動で届く1通で、お店や事務所の空気は本人の言葉にいちばん出るので、ここは自分で書いたほうがいいところでもあります。
知っておくと気が楽になるのが、あいさつメッセージは配信の通数として数えられないことです(同・LINEヤフー公式)。友だちが何人に増えても、ここで月額が上がることはないので、長さを気にせず書いて大丈夫です。名乗って、何を届けるアカウントなのかを伝えて、次にどこを押せばいいかまで書いても、費用には響きません。
リッチメニューの画像
トーク画面の下に出るあの1枚で、画像を1枚つくって、押したときの飛び先を決めれば作業としては終わります。あとから差し替えられるので、最初から完成させなくていい場所でもあります。
まずは「予約」「メニュー」「お問い合わせ」くらいの3つで出してみて、しばらく見ながら、押されないものを入れ替えていく。そのほうが、机の上で完璧を目指すより早く整います。サロンでリッチメニューや来店後のお礼をどう組むかは、サロンの公式LINE活用にまとめました。
ここはあとから直せるところばかりなので、完璧を目指さずに、まず出してみてください。
任せたほうが早く終わるところ


一方で、自分でやると時間がかかるわりに、あとからのやり直しが効きにくい場所が3つあります。


登録から申し込みまでの道すじ
見出し1で書いた「道を描く」ところで、手を動かす作業がないぶん外からは簡単そうに映りますが、実際にやってみるといちばん難しいのがここです。
自分のサービスを外側から眺める作業なので、毎日その仕事をしていると、「説明しなくても分かるはず」のことが少しずつ増えていきます。そこが抜けたまま道をつなぐと登録した人だけが途中で迷い、書いた本人には、どこが抜けているかが見えません。
ステップ配信の順番と通数
何通目に何を送るかは、通数がそのまま毎月の金額に効いてきます。ステップ配信も、配信の通数に数えられるからです(同・LINEヤフー公式)。
やっかいなのは、通数を決め直すと文章も入れ替わることで、7通で組んだものを5通にするときも、2通を消して終わりにはできません。1通に入れる内容が変わるのでほとんど書き直しになり、順番と通数を最初に決めておきたいのはこのためです。何通目に何を書くかの決め方は、LINEステップ配信シナリオの作り方に7通分出しています。
友だちの分け方と、見る数字
全員に同じものを送り続けるとそのうち読まれなくなるので、誰に何を送り分けるかを決めて、タグで分けていきます。
ここで先に知っておきたいのが、標準の機能で作れるタグは最大5個までという点です(同・LINEヤフー公式)。300個まで増やすには、月額3,000円(税別)のチャットProオプションが要ります。実際には、オプションを付けて5個を超えるタグを設定しているアカウントも多くあります。最初から細かく分けすぎると送り分ける手間のほうが増えていき、あとから分け直すのがいちばん重いので、どう分けるかは最初に決めておく話です。
この3つは、やり直すと前の作業ごと巻き戻ります。迷っているなら、ここだけでも人を入れたほうが早く進みます。
線をどこに引くかは、時間と道すじの2つで決まる


自分でやるか人に渡すかの決め手は、手を動かす時間があるかと、登録から申し込みまでの道すじが決まっているかの2つだけです。


- 時間があって道すじも決まっているなら、自分でやれます。着く先が見えているので、あとは順番どおりに進めるだけです。
- 時間はあるのに道すじが決まっていないなら、決めるところだけ相談して、手はご自身で動かす形が合います。いちばん時間のかかる文章も、自分の言葉で書けます。
- 時間はないけれど道すじは決まっているなら、組み立てだけを渡します。何をどう送るかが決まっているので、つくる手を借りるだけで動き出します。
- どちらもこれからなら、決めるところから手を動かすところまで、いちどに預けたほうが早く終わります。
投稿を3日に1回続けているなら、見てくれる人はもういるので、足りないのはその人たちが次に進む場所のほうです。どの形を選んでも、何を届けたいかだけは外の人間が代わりに決められないので、自分で決める部分は残ります。同じことはSNSの運用を外に任せたときにも起きますが(SNS運用代行のデメリット)、裏を返せば、そこさえ手元に置いておけば、あとの手は安心して預けられます。
全部をご自身で抱えなくて大丈夫です。どこまでやるかを決めることも、構築のうちに入ります。
任せる相手は、どう探せばいいですか
作ったものの見た目より、最初の打ち合わせで何を聞いてくるかで選びます。ゴールと道すじの話をせずに機能やデザインの話から入る相手は、線の引き方が合いません。「誰が、どこから登録して、何に申し込むのか」を先に聞いてくる相手なら、自分でやる範囲と任せる範囲を一緒に決められます。金額の見方は、LINE構築の相場に見積もりで聞く5つを書いています。UTAGEで組む場合に、頼む前に決めておく4つはUTAGE構築代行の選び方にまとめました。
自動応答メッセージは、設定したほうがいいですか
最初は要らず、あいさつメッセージと1対1のチャットで足ります。自動応答は、決まった言葉に決まった返事を返す仕組みなので、同じ質問が繰り返し来るようになってから作るほうが返事の型が定まります。先に作ると、まだ聞かれてもいない質問への答えを想像で書くことになります。
認証済みアカウントの申請は、先にしておくべきですか
急がなくて大丈夫です。申請するとアカウントの名前があとから変えられなくなるので、屋号や表記が固まる前に申請すると、直したいときに直せません。名前が決まり、あいさつメッセージまで書き終えてからで間に合います。
まず紙1枚に、着く先と道すじを書く
LINE構築は、ゴールを決め、道すじを描き、受け皿をつくり、文章を書き、動かして直す順に進みます。アカウントの開設やあいさつメッセージ、リッチメニューの画像はあとから直せるので自分の手でやれますし、あいさつメッセージは配信の通数に数えられないので、長さを気にせず書いて構いません。道すじの設計、ステップ配信の順番と通数、友だちの分け方はやり直しが効きにくいので、ここに人を入れると早く進みます。どこで線を引くかは、手を動かす時間があるかと、道すじが決まっているかの2つで決まります。
当社のLINE・UTAGE構築は、設計から実装までを引き受けています。すでにアカウントをお持ちなら、途中から入ることもできます。
どこまで自分でやるか、一緒に決めませんか
図4で「道すじだけ相談する」「まとめて預ける」に当てはまった方は、手を動かす前に決めることが残っています。無料集客診断では、着く先と道すじを整理したうえで、どこまでをご自身でやれるかまでお伝えします。
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