インスタ集客をやめたら|全部やめずに、残す3つを決める

定休日の前の晩、来週の投稿をまとめて作ろうとスマホを開いて、そのまま手が止まる。インスタを始めて1年、投稿は120本を超えました。それでも今月の問い合わせはまだ0件で、新しいお客さまはほとんどが知り合いの紹介です。「インスタ集客、もうやめてもいいんじゃないか」。そう思いながら、検索窓に同じ言葉を打ったところかもしれません。
先に答えを書くと、やめてかまいません。ただ、全部を一度にやめないでください。決まった回数で投稿する約束は手放し、プロフィールと固定投稿、届いた連絡への返事の3つは残しておく。そのうえで、アカウントごと手放すかどうかは、最近のお客さまの答えを聞いてから決めます。この記事では、やめたあとに起きることと、手放すもの・残すものの分け方を順に書きます。
SNSの顧問をしている立場で「やめてもいい」と書くのは、おかしく聞こえるかもしれません。それでも、疲れたまま続けるより、残すものを決めて身軽になるほうが、仕事にとってはよいことが多いと考えています。
インスタ集客をやめると、起きること


「やめた」と書いている人の体験談を読むと、多くは「気持ちが楽になった」「時間ができた」という話で、それは本当に起きます。ただ、個人で仕事をしている人の場合は、もう1つ起きることがあります。
投稿にかけていた時間が、仕事に戻る
1本に40分かけて週に3本出していたなら、週に2時間が戻ります。写真を選び、文章を書き、出したあとの反応を何度も見に行く時間も消えます。反応の数に気持ちを左右されなくなるのも、続けてきた人にとっては大きな変化です。
紹介で来る人は、それでもインスタを開いている
知り合いから「いいところがあるよ」と名前を聞いた人は、予約する前に、その名前で検索したりインスタを開いたりして、どんな人がやっているのかを見ておくことがあります。新しいお客さまの多くが紹介でも、その人たちがあなたのアカウントを見ていないとは限りません。


止まったアカウントは、「いまも受けているか」を迷わせる
のぞきに来た人が見る最後の投稿が半年前だと、「まだやっているのかな」「予約を受けているのかな」と迷います。迷った人は、紹介してくれた知り合いに聞き直すか、そのまま予約をあと回しにします。投稿をやめること自体より、止まったまま何も書かれていない状態のほうが、紹介の流れを細くします。
手放していいのは毎回の投稿の約束で、アカウントは、紹介で来る人が確かめに来る看板として置いておくと、迷わせずに済みます。
手放していいもの、残しておくもの


インスタ集客で疲れる原因の多くは、決めた回数を守ることと、数字を追いかけることにあります。一方で、問い合わせにつながる部分は、ほとんど手間がかからない場所にあるので、ここでは2つに分けて書きます。
手放していいもの
- 決まった回数で投稿する約束は手放してかまいません。「毎日」「週3本」の約束は、守れなかった日に自分を責める材料になりがちです。毎日投稿で増えやすいのは投稿が届く人の数で、プロフィールに来る人や予約の行き先を押す人は、回数を増やしても思うほどは動きません。直近4週の数字を並べて、回数が問い合わせに効いているかを確かめる手順は、インスタの毎日投稿に効果はあるかにまとめています。
- フォロワーの数を増やすことも手放せます。地域で一人で仕事をしているなら、相談に来る人は近くに住む一部の人なので、遠くの知らない人のフォローを集めることに時間を使う必要はありません。
- 流行りの形をまねることもそのひとつで、人気の音楽を使った短い動画や、凝った画像の作り込みは、得意でなければやめてかまいません。
残しておくもの
- プロフィールには、何をしている人か、料金の目安、予約する場所を1つ書いておきます。見に来た人が最初に読む場所です。名前の欄で何の人かを伝え、自己紹介の150文字は「誰の、どんな困りごとに」「どんな人が」「次にどうすれば」の順に使うのが基本です。書き直す前と後の例は個人事業主のインスタプロフィールにまとめました。
- 固定投稿では、どんな人がやっているのか、はじめての人が何を知りたいかに答える投稿を、プロフィールの下に固定しておきます。6枚で組むなら、1〜3枚目に読む人の困りごとと手伝えることを置き、自分の話は4枚目から、最後の1枚に次の一歩を1つ置きます。開業のころの「はじめまして」の投稿の直し方と、固定する3枠の使い分けはインスタの自己紹介投稿に書いています。
- 届いた連絡への返事も残します。投稿を休んでいても、DMやコメントで届いた予約の相談には、その日のうちに返してください。返事が止まると、看板の意味がなくなります。


1年間で120本を出してきたので、はじめて見に来た人が読む材料は、もう十分にそろっています。これからは足すより、整えるほうに時間を使えば大丈夫です。
アカウントごとやめるかは、お客さまの答えで決める


投稿の約束を手放したら、次はアカウントそのものを残すかどうかで、ここは自分の気持ちで決めず、お客さまの答えと、インスタの中の数字を1つだけ見て決めます。
最近のお客さま5人に、予約の前に何を見たかを聞く
新しく来てくれた方に、施術や相談が終わったあとで「予約の前に、何か見てくださいましたか」と聞きます。「どこで知りましたか」と聞くと、多くの人は紹介してくれた知り合いの名前を答えます。知りたいのはその先なので、予約する前に何を見たかを聞きます。5人に聞いて、「インスタを見ました」と答える人が1人でもいれば、アカウントは予約の前に確かめる場所として使われています。
プロフィールへのアクセスを、月に1回だけ見る
インサイトの「プロフィールへのアクセス」は、投稿を休んでいても動く数字です。月に1回だけ開いて、先月と並べて書き留めます。投稿していない月にも人が来ているなら、名前で探して見に来る人がいるということです。期間は毎回「過去30日間」にそろえておくと、月ごとに並べたときに比べやすくなります。インサイトを開く場所と、名前が変わった項目の見分け方はインスタのインサイトの見方に書きました。


残すなら、月に2本の近況だけ出す
アカウントを残すと決めたら、投稿は月に2本の近況だけにします。今月の定休日、季節で変えたこと、最近お客さまからよく聞かれることくらいで十分で、凝った画像は要りません。「いまも変わらず受けています」と伝わることが目的です。2本を一度に作って予約投稿しておけば、月に1回、30分ほどで済みます。
やめる前の1週間で、残すものを整える


投稿を止める前に、1週間だけ時間をとって残すものを整えておきます。1日15分ほどで足りるので、次の順に進めてください。
- プロフィールを読み直し、何をしている人か、料金の目安、予約する場所が、上から3行で分かるかを読みます。リンクも一度押して、行き先が開くかを見ておきます。
- 固定投稿を入れ替えます。1年前の開業のあいさつが固定のままなら、はじめての人が知りたいこと(どんな人が・何を・いくらで)に答える投稿に替えます。
- お休みのお知らせは出さずにおきます。「しばらく投稿をお休みします」と書くと受付まで休んでいるように読まれるので、何も告げずに、月2本の近況へ切り替えます。
- お客さまに聞く一言を決めておきます。「予約の前に、何か見てくださいましたか」をメモに書き、受付の近くに置いておいてください。
SNS集客は、誰に何を言うかを決める、投稿を作る、続ける、数字で測る、問い合わせにつなぐ、必要なら任せる、の6つを順に通って1件の相談になります。投稿をやめても、「決める」と「つなぐ」の2つは残ります。ステップごとの詳しい記事は、個人のSNS集客から案内しています。
「やめたい」と思うのは、それだけ真剣に続けてきたからです。やめ方を決めておけば、また書きたくなったときに、いつでも同じ場所から始められます。
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投稿の約束は手放し、看板は残す
インスタ集客はやめてかまいませんが、全部を一度にやめずにおきます。紹介で来る人も予約の前にインスタを確かめに来ることがあるので、手放すのは回数の約束・フォロワーの数・流行りのまねの3つにして、プロフィール・固定投稿・届いた連絡への返事は残してください。
アカウントごとやめるかどうかは、お客さま5人の答えとプロフィールへのアクセスを見て決めます。残すと決めたら、出すのは月に2本の近況だけで足ります。
どれを手放してどれを残すか、自分のアカウントで一緒に分けたいときは、SNS運用顧問でお引き受けしています。いまのプロフィールと投稿を見せていただき、手をかける場所を一緒に絞っていきます。
残すものを、一緒に分けませんか
いまのプロフィールと投稿の一覧を画面で見せていただければ、紹介で名前を聞いた人の目で上から読み、残すものと手放してよいものをその場でお伝えします。無料集客診断では、次の4週でやることを1つに絞って持ち帰っていただけます。無理な営業はいたしません。
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