インスタのDMで集客する|相談が届く入口と、届いた1通への返し方

夜、その日の仕事を終えてインスタのメッセージを開く。届いているのは「集客のお手伝いをします」「フォロワーを増やしませんか」という、知らないアカウントからの営業ばかり。待っているのはお客さまからの「相談したいのですが」の1通なのに、それはなかなか来ない。
インスタのDMで集客したいとき、個人事業主に合っているのは、こちらから一斉に送る方法より、相談のDMが届く入口をつくって、届いた1通に丁寧に返す方法です。この記事では、DMを「送る」と「届く」に分けて考え、入口を置く3つの場所と、届いた1通を相談の日取りまでつなぐ返し方を順に書きます。
営業のDMを受け取ったときの気持ちを、よく覚えておいてください。自分のお客さまに同じ思いをさせない。DM集客は、そこから始まります。
DMの集客は、送る前に「届く」をつくる


「DM集客」と調べると、見込みのある人を探して、こちらからメッセージを送る方法がたくさん出てきます。会社が商談を取りに行くやり方としては成り立ちますが、地域で一人で仕事をしている方には、あまり向いていません。
知らない人に送るDMは、受け取る側には営業に見える
冒頭の営業DMを思い出してください。文面がどれだけ丁寧でも、知らない相手から届いた時点で、読まずに閉じてしまった経験があると思います。あなたのフォロワーやお客さまにとっても同じです。
インスタのコミュニティガイドラインでも、相手の同意なく商用目的のメッセージをくり返し送ることは、スパムとして扱われます。同じ文面を多くの人に送り続けると、アカウントの機能が制限されることもあります。
こちらから送ってよいのは、やりとりのある相手だけ
自分から送るのは、投稿にコメントをくれた人や、ストーリーズの質問に答えてくれた人など、先に相手から声をかけてくれた人に限ります。その場合も、送るのはお礼と相手の言葉へのひと言だけにして、売り込みは入れません。答えてくれた人への返し方は、インスタのストーリーズで集客するに書きました。


DMは、こちらから探しに行く道具というより、相手が声をかけてくれる窓口です。窓口を開けておくことに力を使ってください。
相談のDMが届く入口を、3か所に置く


フォロワーの中に「一度聞いてみたい」と思っている人がいても、「DMで相談していいのか」「何と書けばいいのか」が分からなければ、その人は送信ボタンを押せません。入口は、次の3か所に置きます。
- プロフィールに、DMで受けていることを書く
自己紹介の最後の1行を「ご相談はDMでどうぞ。『相談』とだけ送っていただければ、こちらからお返事します」のようにします。プロフィールには「メッセージ」のボタンがありますが、押していいのかどうかは、書いてもらわないと分かりません。 - 投稿の最後に、送ってほしい言葉を1つ書く
役に立つ投稿のキャプションの終わりに「このチェック表がほしい方は『表』とDMください」と添えます。送る言葉が決まっていると、相手は文面を考えずに済みます。 - ストーリーズで、DMへの返信をうながす
ストーリーズへの返信は、そのままDMとして届きます。質問スタンプで聞いたり、「気になった方は、このストーリーズに返信してください」とひと言添えたりすると、最初の1通の敷居が下がります。
フォローしていない人のDMは「リクエスト」に届く
あなたがフォローしていない人からのDMは、ふだんの一覧とは別の「メッセージリクエスト」に入ります。はじめて相談してくれる人は、ほとんどがこちらです。入口を置いたら、リクエストの欄も毎日1回は開いて確かめてください。
DMより公式LINEで受けたい場合は、プロフィールのリンク欄やストーリーズに登録の入口を置きます。貼り方と押してもらえる言葉は、インスタに公式LINEを貼る方法にまとめています。


届いた1通は、お礼・なぞり・質問1つで返す


相談のDMを送る人は、送信ボタンを押すまでに何度か迷っています。最初の返信で「送ってよかった」と思ってもらえれば、そのあとの話が進みやすくなります。返信には、次の3つを入れます。
- 送ってくれたことへのお礼
「メッセージありがとうございます」から始めます。相手が迷いながら送ってきたことを、まず受け止めます。 - 相手の言葉をなぞる一文
「〇〇のことで迷っていらっしゃるんですね」と、相手が書いた言葉をそのまま使って返します。読んでもらえたことが伝わります。 - 次に答えやすい質問を1つだけ
「いつ頃からですか」「いまはどのようにされていますか」のように、短く答えられるものを1つにします。質問を3つも4つも並べると、返事を書くのが負担になります。
料金や予約の案内は、最初の返信で急がない
最初の返信で料金表や予約のリンクをまとめて送ると、相手は「売り込まれた」と感じやすくなります。料金を聞かれたら、そのときにはっきり答えます。聞かれていないうちは、相手の話を聞くほうを先にします。
よく使う文面は「保存済みの返信」に登録しておく
インスタには、よく使う文面を登録しておき、DMの入力欄から呼び出せる「保存済みの返信」があります。お礼の一文や、相談の受け方の説明を登録しておくと、忙しい日でも返信が遅れません。ただし、なぞる一文だけは毎回その人に合わせて書きます。ここまで定型にすると、読んでいないことが伝わってしまいます。


返信が数日あいてしまったことがあっても、気にしすぎなくて大丈夫です。「お返事が遅くなりました」と一言添えて、今日返せば十分に間に合います。
やりとりが続いたら、相談の日を決めて場所を移す


DMのやりとりが2〜3往復続いたら、相手の困りごとはだいたい見えてきます。そこで「一度、ゆっくりお話を聞かせていただけませんか」と、相談の場を提案します。DMの中だけで答えを出し切ろうとすると、話が長くなり、相手も自分も疲れてしまいます。
- 候補の日時は2つだけ出す
「〇日の午前か、〇日の夜はいかがですか」と2つ示すと、相手は選ぶだけで済みます。「ご都合のよい日を教えてください」だけだと、考えることが増えて返事が止まりがちです。 - 日時が決まったら、行き先を1つに絞って送る
予約フォーム、公式LINE、電話など、あなたがいつも使っている受付を1つだけ案内します。行き先が2つ3つあると、どれを選べばいいかでまた迷わせてしまいます。
月に一度、届いた相談のDMが何通あって、そのうち何件が相談の日取りまで進んだかを数えておくと、入口と返し方のどちらを直せばいいかが分かります。届く数が少なければ入口を、届いているのに日取りまで進まなければ返し方を見直します。
DMは、インスタから相談が届くまでの流れの最後のひと区切りです。プロフィールや投稿を含めた全体の流れは、個人のSNS集客にまとめています。
FREE DOWNLOAD


数字で読む SNS集客 2026
店舗が今年、どこから手を付けるか(全25ページ・PDF)
- 広告費とSNS利用率の変化を、官公庁などの一次データで確かめられる
- 12問の診断で、自分の店の発信・導線・継続のどこが弱いかが分かる
- SNS→LINE→予約の導線図と、最初の90日の進め方が手に入る
まとめ
- 知らない人への一斉送信は、受け取る側には営業に見える
- こちらから送るのは、先に声をかけてくれた人だけにする
- 入口はプロフィール・投稿の最後・ストーリーズの3か所に置く
- 届いた1通には、お礼・なぞり・質問1つで返す
- やりとりが続いたら、候補日を2つ出して相談の場へ移す
プロフィールの一文や、届いたDMへの返し方を、あなたのアカウントに合わせて一緒に考えたいときは、SNS運用顧問でお引き受けしています。いまのプロフィールと最近の投稿を見せていただければ、入口が足りないのか、返し方で止まっているのかをお伝えできます。
相談が届く入口を、一緒に整えませんか
アカウントを見せていただければ、DMの入口をどこに置くか、プロフィールの最後の1行をどう書くかを、その場で一緒に考えます。無料集客診断では、次の4週でやることを1つに絞って持ち帰っていただけます。無理な営業はいたしません。
50分・オンライン。費用はかかりません。









コメント