ホームページのプロフィールの書き方|相談の前に読まれる1ページ

ホームページのプロフィール|相談の前に読まれる、経歴より先に書くこと

開業して3か月、名刺にホームページのURLを刷る前に、自分のページを上から順に見返してみる。サービスの説明と料金のページは時間をかけて整えたのに、「プロフィール」のページだけは、生まれた年と出身地、学校と勤めていた会社、最後に「趣味は旅行です」と並べたまま、開業の日から手つかずになっている。何を書けばいいのかが分からないまま、ほかの人のホームページを見比べては閉じている。

ホームページのプロフィールは、問い合わせる前の人が「この人に相談してよさそうか」を確かめに来るページです。書き方の要は、経歴を年の順に並べる前に、いちばん上で「誰の、どんな相談を受けている人か」を伝え、経歴はその相談に役立つものだけを選び、最後に相談の入口を置くことです。この記事では、上から書く順番と、載せなくてよいもの、書き直す前と後の例、書いたあとの確かめ方を順にまとめます。

書いているのは、個人事業主のホームページ制作と、SNSやLINEでの集客の相談を受けている会社です。ご相談でホームページを拝見すると、サービスのページはよく書けているのに、プロフィールだけが履歴書のようになっていることがあります。

プロフィールが書きにくいのは、自分のことを書こうとするからです。読みに来る人の「聞きたいこと」に順番に答えるつもりで書くと、手が動きはじめます。

目次

プロフィールのページは、問い合わせる前に開かれる

プロフィールのページは、問い合わせる前に開かれる

プロフィールのページを開くのは、たいてい、サービスや料金を見て「ここに頼もうか」と迷っている人で、知り合いに紹介されて名前で検索して来る人もいます。どちらも、まだ会ったことのない相手に連絡する手前で、最後の確認をしに来ています。

開いた人が確かめたいのは、この4つ

  • どんな人がやっているのか。顔と名前、何の仕事をしている人かを見て、会う前に相手の姿が浮かぶかどうかを確かめています。
  • 自分の困りごとを分かってくれそうか。自分と同じような人の相談を受けているかどうかで「自分向けだ」と思えるかが決まり、読み進めるかどうかもここで決まります。
  • 任せて大丈夫だと思える理由があるか。その相談に関わる経験や資格について、長さより、困りごととのつながりが見えるかどうかを見ています。
  • 次に何をすればいいか。読み終えたところで、問い合わせや予約の入口がすぐに見つかるかどうかです。

よく見かける「生まれた年・出身地・学校・勤め先・趣味」を並べる書き方で答えられるのは、4つのうち3つ目の一部だけです。しかも、どの経験が自分の困りごとに役立つのかは、読む人が自分で探すことになります。

プロフィールの2つの書き方の比べ方。年の順に並べた書き方は、生まれた年と出身地、学校と勤め先、趣味。確かめに来た人に向けた書き方は、誰のどんな相談か、その相談に役立つ経験、相談の入口
図1:経歴を並べる前に、誰の役に立つ人かを書く

誰が書いているかは、検索のうえでも見られている

Googleは、検索セントラルの有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成というページで、そのページを誰が作ったのかが分かるようにしておくことを勧めています。経験・専門性・権威性・信頼性の4つのうち、いちばん大切なのは信頼性だとも書かれています。プロフィールのページは、ホームページ全体を誰が書いているのかを示す場所でもあるので、サービスのページやブログの記事から、プロフィールへ1本リンクを置いておくと、読む人にも書き手が伝わります。

プロフィールは、自己紹介の作文より、相談する前の人への答えの一覧に近いと思っています。答える順番を先に決めておくと、それぞれの欄に何を書くかを選びやすくなります。

上から、確かめに来た人が知りたい順に書く

上から、確かめに来た人が知りたい順に書く

ページの上から順に、次の5つの欄を置きます。スマホで開いたとき、最初の画面に1と2が入っていると、「自分向けだ」と分かった人が、残りも読み進めやすくなります。

  1. 写真と名前と、何の仕事かを置きます。写真は顔がはっきり分かる明るいものを1枚で、プロに頼まなくても、窓ぎわで撮った写真で十分です。顔を出せない事情があるなら、仕事をしている手元や仕事場の写真にします。名前の下には「大人のための書道教室〇〇 主宰」のように、屋号と役目を1行で添えます。
  2. 誰の、どんな相談を受けているかを、「〇〇で困っている〇〇の方に、〇〇をしています」の形で1〜2文書きます。ここが、読む人が「自分向けだ」と思えるかどうかを決めます。
  3. その相談に役立つ経験を書きます。経歴は全部書かずに、2で書いた相談に役立つものを選び、資格は名前だけで終わらせず、それで何ができるかを一言添えます。年数や人数は、自分で確かめられるものだけを書きます。
  4. この仕事を始めた理由は、3〜5行で十分です。お客さまの困りごとにつながる出来事を1つだけ書くと、2で書いたことに体温が通います。
  5. 相談の入口として、ページのいちばん下に、問い合わせか予約のどちらか1つへのボタンを置きます。「はじめての方は、こちらから」のように、押したあと何が起きるかを一言添えます。
プロフィールのページに上から置く5つの欄。写真と名前と仕事、誰のどんな相談か、役立つ経験、始めた理由、相談の入口
図2:上から、確かめに来た人が知りたい順に

2の「誰の、どんな相談か」は、トップページの最初の画面に書く言葉と同じにしておきます。ホームページに問い合わせが来ないとき、止まっている場所の1つは「開いたけれど、自分向けか分からず閉じる」段です。そこを直すには、最初の画面に「誰の、何を」をはっきり書くのが先で、プロフィールの1行目がそのまま使えます。止まっている場所を2つの数字で見分ける手順は、ホームページに問い合わせが来ないに書いています。

出身地や趣味は、話のきっかけになるときに書く

出身地や住んでいる地域は、地域のお客さまを相手にする仕事なら役に立ちます。「同じ市に住んでいる人だ」と分かるだけで、相談のハードルが下がるからです。趣味は、仕事とつながっているか、会ったときの話題になりそうなものを1行だけにして、生まれた年や学校の名前は、相談の判断に使われないなら省いてかまいません。

自宅で仕事をしている人は、家の住所が分かる書き方や、家族の名前と写真は載せないでおきます。地域は「〇〇市」くらいまで書けば、読む人には十分伝わります。

書き直す前と後を、ひとつの例で比べる

書き直す前と後を、ひとつの例で比べる

一人で書道教室を開いた方を例に、よくあるプロフィールを、確かめに来た人の順番で書き直してみます。名前や数字は、例として置いています。

書き直す前:年の順に並べた経歴

1991年、京都府生まれ。書道歴25年。師範の資格を取ったあと、書店に勤めながら、地域の書道教室で10年講師を務める。2026年に独立し、教室を開く。趣味はカフェめぐりと旅行。どうぞよろしくお願いします。

書いてあることに誤りはありません。ただ、はじめて読む人には「どんな人に、何を教えてくれる教室なのか」が最後まで分からず、自分が通ってよいのかを決められません。

書き直した後:確かめに来た人の順番に並べる

大人のための書道教室〇〇 主宰 〇〇〇〇

のし袋や芳名帳に名前を書くたびに、字に自信がなくて手が止まる。そんな大人の方に、ふだん書く字から教えています。

師範の資格を取ってから10年、地域の書道教室で、20代から70代の方に教えてきました。お手本どおりの作品より、自分の名前と住所を落ち着いて書けるようになることを大切にしています。

教室を開いたのは、「結婚式の受付で名前を書くのが怖い」という生徒さんの一言がきっかけです。〇〇市の自宅の一室で、少人数で教えています。

はじめての方は、下の体験レッスンのページからお申し込みください。

変えたところは3つです。1つ目に、「書道歴25年」を、誰の何を手伝えるかの一文に置き換え、いちばん上へ出しました。2つ目に、経歴は講師としての10年だけを残し、何を大切に教えているかを添えました。3つ目に、生まれた年・出身地・趣味のように相談の判断に使われない行を外し、そのぶん、教室を開いたきっかけと教室のある市、最後の入口を足しています。

開業したばかりで、書ける経歴や実績が少ないと感じる方もいると思います。それでも、誰の相談を受けたいかと、なぜこの仕事を始めたかは今日から書けるので、経験は仕事が増えるたびに書き足していけば大丈夫です。

書いたら、はじめて読む人の目で確かめる

書いたら、はじめて読む人の目で確かめる

書いた本人には、どの文も分かりやすく見えるので、公開する前に次の3つだけ確かめておきます。

  1. 仕事を知らない家族や友人に読んでもらい、「この人は、誰の、何をしてくれる人?」と一言で言い直してもらいます。返ってきた答えが、5つの欄の2「誰の、どんな相談を受けているか」に書いた一文と同じなら通っています。ずれていたら、どの言葉でそう受け取ったかを聞き、その言葉を書き直します。
  2. ふだん使っている言葉に直します。仕事の中で当たり前に使っている言葉ほどお客さまには伝わりにくいので、「師範」「施術」「記帳」のような言葉には、何ができるのかを短く添えます。
  3. スマホで開いて、最後の入口まで押してみます。写真と名前と1行目が最初の画面に入っているか、いちばん下のボタンを押すと問い合わせや予約のページに進めるかを、自分のスマホで実際に押して確かめます。
公開する前に確かめる3つ。仕事を知らない人に一言で言い直してもらう、ふだん使っている言葉に直す、スマホで入口まで押してみる
図3:公開する前に、はじめて読む人の目で

インスタのプロフィールと、言葉をそろえる

インスタを使っているなら、そちらのプロフィールとも1行目の言葉をそろえておきます。インスタでは、名前の欄で何の人かを伝え、自己紹介の150文字を「誰の、どんな困りごとに」「どんな人が」「次にどうすれば」の順に使うのが基本です。インスタから来た人がホームページのプロフィールを開いたとき、同じ言葉が目に入れば、同じ人だとすぐに分かります。150文字への収め方と、書き直す前と後の例は、個人事業主のインスタプロフィールにまとめています。

1枚だけのホームページなら、プロフィールは1つの欄でいい

まだホームページを作っていないなら、最初は1枚のページで足ります。その場合も、プロフィールの欄は同じ順番で、写真と名前、誰の何をしているかの一文、役立つ経験を2〜3行、そして入口の順に短く置けば十分です。作るかどうかを、いまどこから仕事が来ているかで決める考え方と、最初は1枚でよい理由は、個人事業主にホームページは必要かに書いています。プロフィールで人柄が伝わったあとも、料金やキャンセル、当日の流れのような聞きにくい迷いが残ることがあるので、入口の手前によくある質問を置いて先に答えておくと、そのまま問い合わせへ進みやすくなります。質問の選び方と答え方はホームページのよくある質問の作り方に書きました。

全部を一度に書き直さなくて大丈夫です。今夜は、名前の下の1行と、「誰の、どんな相談を受けているか」の一文だけ書いてみてください。そこが決まると、残りの欄も書きやすくなります。

今夜は、名前の下の1行から書きはじめる

プロフィールのページは、問い合わせる前の人が「相談してよさそうか」を確かめに来る場所で、開いた人は、どんな人か・自分向けか・任せてよい理由・次に何をするかを見ています。上から、写真と名前と仕事、誰のどんな相談か、役立つ経験、始めた理由、相談の入口の順に置き、経歴は相談に役立つものだけを選んで、出身地や趣味は話のきっかけになるときだけ書きます。書いたら、仕事を知らない人に一言で言い直してもらい、スマホで入口まで押して確かめてください。

プロフィールのページの書き直しや、トップページの最初の画面とあわせた見直しは、ホームページ制作でもお引き受けしています。いまのページを拝見して、作り直さずに直せるところから一緒に決めていきます。

プロフィールに書く順番、一緒に決めませんか

いまのホームページか、まだなら名刺やインスタのプロフィールを見せていただければ、はじめて読む人の目で上から読み、誰の、どんな相談を受けている人として書くかを一緒に決めます。無料集客診断では、いまの状況を伺い、どこから手をつけるのが早いかをお伝えします。無理な営業はいたしません。

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この記事を書いた人

山崎 嘉久のアバター 山崎 嘉久 株式会社GORAQUE 代表取締役

株式会社GORAQUE 代表取締役。SNS運用顧問・SNS運用代行、LINE公式アカウント・UTAGE構築、デザイン制作を通じて、個人事業主と小さな会社の集客を支援しています。商工会議所や自治体の協議会で、SNS運用とデザイン制作をテーマに登壇。大阪府枚方市を拠点に活動しています。

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